Suguru Yoshida's Blog
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14 July 2010
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6月にソニーさんから発売になったAPS-Cイメージセンサー採用のミラーレス一眼カメラNEX-5。この製品が発表になったときに予告されていた動画撮影に特化した製品が米国ソニーからNEX-VG10として正式発表になりました。今年のNABでパナソニックさんが同じ切り口でマイクロフォーサーズマウントを使用したムービーカメラを発売すると発表されてましたが、ソニーさんに先をこされてしまった格好。でも発売は9月からとの発表なので、それまでにパナソニックさんの頑張りでガチンコ勝負になるかもしれないですね。
このカメラは一言でいうとシネマトリカルな被写界深度の浅い映像を撮影するのに特化したといえる製品です。もちろんそれだけではないですがキヤノンさんのEOS Movieが重用されるきっかけはこれでしたのでそう考えても外れてはいないと思います。その絞りを司るレンズですが、SONY純正のEマウントレンズは非常にキレがよくとても周辺部まで行き届いた優れた描写が好印象ですが、私が注目したいのは、デジタル時代以前のレンズの再利用なんですね。シネマトリカルな表現は被写界深度の制御だけではないです。演出目的に応じて様々なレンズをこのカメラは簡単に駆使することが出来ます。それを実現するのが宮本製作所さん(http://www.rayqual.com/)のレンズマウントアダプターです。
このちっさなリングを使用することで、ソニーEマウントにライカMマウントはもちろんキヤノンFL、FDにニコンFマウントのレンズが動画撮影に使用できるようになります。なのでこれらのレンズを生かした演出と絵作りが可能になります。最近の設計であるMマウントのCarl Zeissやフォクトレンダーのカチッとした描写も、オールドレンズのシングルコーティングによるフレアが大きいけど色っぽいしっとりとした色表現とほぼ無限と言えるほどの表現バリエーションを得ることになります。また開放F値が小さいハイスピードレンズをオールドレンズで揃えると驚く低コストで2.0や2.8のラインで揃えることも可能です。これはとってもすごいことです。私の所有するキヤノンFL58mmF1.2はものすごい硬い描写をするのでお気に入りのレンズですが、NEX-VG10と早くペアで試してみたいです。Bionz CMOSセンサーと40年前のレンズの組み合わせ…、考えるだけでワクワクします。オールドレンズの特性を活かしたスティルの絵作りは今大ブームなので、動画の方にもこれから流行るかもしれないです(ひょっとしてですが)
